切り立った岩山の上に壁面は尖った石で覆われたユニークな建物「くちばしの家」同様の技法で飾られた城門がある。リスボンの旧市街で見たものと同様な建物。門をくぐると自然石をそのまま利用した壁などをみながら、急な石畳を登って城内へ。
城の内部にはアメリカ女王の部屋、トルコ人のサロン、王族の寝室、リビングルームとそれぞれ特徴のある部屋があり、なかでもブルーのアズレージョが見事な16世紀の修道院当時の礼拝堂もある。城の窓やテラスからはリスボン市をはじめ、テージョ河口と大西洋の眺めがすばらしい。また城内への第二の門には、頭上には葡萄、足元は魚や貝をあしらった奇怪な彫刻が施され、壁には兵士などをモチーフにしたアズレージョがはめ込まれていた。
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 宮殿の城壁。遙か下に街が見える
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